採卵の一日を振り返る（長文）

採卵日の詳細です。

前日の20時30分にhCGの注射を受けに行きました。
当日は、8時10分までに病院にくるよう言われていました。

8時10分、私が採卵室に呼ばれました。
手術着に着替え、麻酔前の注射を受けました。
その後、ベッドに横たわって点滴をセット。

すると、私の前の人が出てきました。
この先生、一日何時間働いてるんだろう・・・。
凄いなー、と感動しました。

いよいよ、採卵室へ。

内診台をまっすぐにしたようなベッドに横たわり、名前の
確認をされました。血中酸素を測る機械、血圧計をとり
つけられ、いよいよ物々しい雰囲気になってビビりました。

そして、静脈麻酔。
なんだか中途半端な夢をいっぱい見たような気がします。

途中、看護師さんに起こされ、隣のベッドに移動するように
言われ、必死で移動。気が付いたら旦那ちゃんが付き添って
いました。

でも、すべてが夢なのか、そうでないのか、その時には
まったく区別がつかず、といった状態でした。
なんだか、「しっかりしなきゃ！」という思いが強く、
「もう少し休んでくださいねー」と言われても、何故か
眠らないように努力したり、意味不明な頑張りをして
いました。

眠っている間に何人か、採卵室に入って行きましたが、
みんな局所麻酔でやっていてびっくりしました。
結局、静脈麻酔はこの日、ワタシだけでした。

点滴が終わると、着替えて待合室に行くよう、指示
されました。看護師さんは、私がトイレに行って、無事帰る
までをチェックし、「ふらつきもないし、大丈夫ですね！」
と、また採卵室に入っていきました。

着替えていると、目の前がチカチカします。
やばいーー！と思いつつ、頑張って待合室へ。
奥にいる、旦那のもとまでたどり着けず、手前の
長椅子に崩れ落ちました。
気づいた旦那が席を移動し、横にしてくれました。
後から聞くと、唇まで真っ青だったそうです。

しばらく休んでいると、診察の時間になりました。
止血のガーゼを抜き、内診が終わると、旦那も
呼ばれ、「21個採卵できましたよ」と言われました。
一応、土曜日に受精卵を戻す予定ですが、卵が
多かったので、まずは採血して、ホルモンの値を
見てから、戻すかどうか決定するとのことでした。


私が通うクリニックは、１Fがビストロ、２Fから上が
すべてクリニックという作りなのですが、採卵日は
病院から、ビストロのランチ券が出たのでびっくり
しました。旦那とふたりでのんびり食事しましたが、
麻酔で内臓も眠っているとのことだったので、いつも
よりゆっくり、よく噛んで食事するようにしました。

落ち着いてくると、痛みがぶり返してきて、とても
駅まで歩ける気がしない！！
旦那判断で、タクシーで家まで帰ることにしました。

ところが。
タクシーがつかまるまでの間、つらいこと、つらいこと。
看板にしがみついて、空車が通るのを待ちました。
タクシーでも、帰宅してからも、こんこんと眠り続け
ました。

二日たった今も、かなりしくしく痛みますが、市販の
痛みどめを飲んで良いとのことだったので、薬で
痛みを抑えています。

採卵から卵を戻すまでのわずかな期間、お酒解禁！
とか、気軽に考えてたワタシ。←アホ
いやー、全然無理でしたね（笑）

受精の結果が気になりますが、何故か旦那が
「事前に聞くのはやめよう」と言うんですよねー。
フライングして私だけ電話しちゃおうかなー（笑）